鹿沼の隅っちょから

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アクセルワールド23黒雪姫の告白 川原礫

1巻から読んでいるのに、すでに23巻目なのに、いまだにルールや設定が分かってない私ですが、それでも楽しめております。今回のような日常パートが多い方が好きです。

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第四回《七王会議》の場で、白のレギオンの正体をついに暴いたハルユキたち。
 しかしその代償は大きかった。黒雪姫と四人の王は、白の王ホワイト・コスモスの仕掛けた罠により、無限エネミー・キル状態に陥ってしまう。主力を欠きながらも、レギオンマスターを救出するため、ハルユキたちは最凶最悪のエネミー《太陽神インティ》討伐を決意する――!
 一方で、己を捕らえる死の罠、そしてオーキッド・オラクル=若宮恵との思わぬ再会が、黒雪姫の心に影を落とす。
「……頼む……今夜は、私と一緒にいてくれないか」
 黒雪姫の口から語られる、彼女の出生の《秘密》とは……!?

アクセル・ワールド23 -黒雪姫の告白- (電撃文庫)
 

10巻ぐらいで終わるとか作者が言ってた気がしたのですが、23巻目にしてまだ終わる気配がありません。いや、ラスボスが見えただけでも前進しているのでしょうか。

相変わらず無理っぽい展開からの逆転劇という構造でお話を進めております。この手法は蒲池さんの得意技ですが、川原さんも取り入れており、どちらも売れてるとなるとライトノベルに合う手法なのかもしれませんね。少年マンガもこの手法ですが。

川原さんは根が真面目なのかちゃんと伏線を貼っておくので読んでいて違和感はないのですが、逆に言えばわかりやすいので「これで逆転するんだろうな」と察してしまう弊害もあります。それでも私は川原さんの作風が好きです。

 

あと彼のSF設定が好きです。アクセルワールドの舞台設定やソードアートオンラインでの近未来設定は勿論、今回の黒雪姫出生もかなりSFしててわくわくしました。私がSFに詳しくないからかもしれませんが、こういう設定、私大好きです。

 

ただ一つ、彼の悪い癖なのでしょうか、女性キャラが多すぎます。

ソードアートオンラインでもクラインとエギルぐらいしかおりませんが、アクセルワールドに至ってはシアンパイルしかおりません。最近刀が武器の子が出てきましたが、それでも少なすぎます。

そしてその女性キャラが総じて主人公に好意を持ってるんです。ハーレム状態。正直露骨すぎてあまり好きではありません。

それでも23巻も読み続けているわけでして、なんだかんだ好きなんですね、私はこのアクセルワールドが。できればアニメの2期もやってくれませんかね。シリーズ構成が吉野だったのが悔やまれます。

 

あの人がラスボスだとすると、あと10巻ぐらいで終わるかなぁ。最近1年に1巻ペースなのであと10年後か。・・・最後まで読む自信ないな。