AMAZONプライムにお金だけを払ってるのも勿体ないので、何かしら視聴しておこうと調べて、とりあえず『ジョーカーゲーム』を一気に見てみました。
前情報なく視聴しました。最初にキャラクターデザインを見たときに女性向けかも?と思いスルーしようとしたのですが、放送時の評判がそこそこ良かったことを思い出して、とりあえず3話ぐらいまで見てみようと思いなおしました。
結論として。
とんでもなく面白かったです!なんだこれ!こんなレベルの作品が埋もれちゃってたんですか?それとも私が知らなかっただけ?何これ!すんごい面白かったんだけど!!
昭和12年秋、陸軍中枢部の多数の反対意見を押しのけて、結城中佐の提案でスパイ養成学校「D機関」が設立された。訓練生たちは互いの素性を知らないまま様々な訓練を受け、やがて優秀なスパイへと成長していく。
ベストセラーになった小説のアニメ化だったのですね。それさえも知りませんでした。
ってジョーカーゲームってタイトル知ってたわ!ダブルジョーカーも知ってたわ!!ミステリーものだとは知ってたのですが、まさか昭和初期を舞台にしたスパイものだったとは知りませんでした。
そして、こんなにも面白いとは全く思いませんでした。
アニメ作品としての評価と言っていいのか分かりませんが、間違いなく言えることは、この作品が本当に面白かった、ということです。面白さの8割が原作の面白さなのかもしれませんので。って原作読んでないけど。とにかくストーリーが面白すぎて痺れました震えました悶絶しました。
1・2話のジョーカーゲームで完全に完全にやられました。見終わった瞬間にこんな話が作れる奴がアニメ界にいるわけがない、いたら俺が知ってるはずと思って調べたら、やはりミステリー作家の原作でした。そりゃそうだ。プロットが完璧すぎるもの。隙が無さ過ぎ、というか盛り過ぎるぐらいの素晴らしいストーリーでした。
そして4話の「魔都」。素晴らしい。私の中では完璧なエピソードでした。11話の「棺」も完璧でしたね。見てる私も「やられた!」と思いました。最終話の「XXダブルクロス」も最高でした。
って全てのエピソードが素晴らしかったんですけどね。
逆に苦言を言えば。
3話に「誤算」を持ってきた意図が分かりません。いきなり記憶喪失から始まるのは中盤以降じゃないと。まだ視聴者がどんな物語なのか固まってないのにこのエピソードだと戸惑いますよ、実際私は戸惑いました。もっとふさわしい2個目のエピソードがあったのではないでしょうか。個人的には6話に使用した「アジア・エクスプレス」の方が良かった気がします。もしくは「暗号名ケルベロス」。
5話の「ロビンソン」ももう少し後の方が良かったよなぁ。スパイもので捕まっちゃうエピソードもやはり中盤以降の方がしっくりくると思うのですがどうでしょうか。
とはいえ。
文句の付け所はエピソードの順番ぐらいしかありませんでした。すべてのエピソードが物凄い高い水準でレベルが高いんです。ここまでストーリーが面白いアニメ作品って私は出会ったことがありません。それだけ原作の力が凄まじいのでしょう。
そして、その力をちゃんと表現できた制作会社が素晴らしい仕事をしたのだと思います。
さすがIGです。
攻殻機動隊は今見ても名作です。2期のOPはやっぱりかっこいいな!MADしかなかったのですが、知らない方は是非見てください。そして興味を持たれたら絶対に見て欲しい作品です。
BLOOD-Cとかギルティクラウンとかシャイニングハーツとかには触れるな!あれは本当に酷かったからな・・・。BLOOD-Cは劇場版まで見に行くぐらい違う意味で好きだったけど。
話をジョーカーゲームに戻します。
もしかすると原作を読んだ人はこのアニメに不満があるかもしれません。もしかすると原作の方がもっと面白い可能性があるのです。そして大体、原作の方が面白いのよね。今まで原作が好きでそれがアニメなり実写なり映像化すると、ほぼすべてが劣化してるからね。
そんな訳で原作を読んでみたいと思います。読み終わり次第感想を書きます。さて、読んだ後にアニメの感想が変わるのかどうか。
どちらにせよ、原作未読者には胸を張ってオススメします!AMAZONプライム加入者でしたら無料で視聴できますので是非!