いろいろありまして、『えいがのおそ松さん』を見てきました。存在意義みたいなものはネタバレなしで書いたので、こちらは内容的な部分を書いておきます。
現在の6つ子が高校卒業を間近に控えた時期の「思い出の世界」に来てしまう、「『おそ松くん』と『おそ松さん』をつなぐストーリー」となる。
つなぐストーリーってあくまで時期的なことであってお話し的には全然繋いでなかったよ!
って別に脚本というかストーリーに期待してなかったのでどうでもいいんですけどね。期待してなかったのですが、途中で「もしかしてこれ内容で攻めてきてるかも?」と期待してしまった私がバカでした。いやね、もっと良く出来たと思うんですよ、なんか勿体ない感じがしたんです。
だってキー的なキャラクターである高橋さんが全然掘り下げられたないんだもの。冒頭の海の近くの家だけじゃなくて、もっと所々で登場させてればラストにグッと来たのに!「思い出の世界」では知らない人の顔はへのへのもへじになってる設定をもっと生かせたでしょうよ!って。同窓会で登場した同級生は高校時代ではちゃんと顔があるんですよ。この設定を利用すればもっと面白くできたのにと残念で仕方がありません。
あとおわった後のちんこ丸だしシーン猫視点バージョン、あれだってもっと利用できたでしょ?なんで感動エピソードで使わないでちんこ丸だしだけしか使わないんだよ!
作画に関しましても、別に劇場版だからって力が入ってるわけでもありません。寧ろテレビアニメを同じレベルで驚きました。スタジオぴえろの名前が泣きますよ。
お金全然掛かってない気がします。これで儲かったらまた続編作るかもしれませんね。
兎にも角にも、テレビアニメ「おそ松さん」を見て好きになった人の為だけに作られた作品でした。そして私は、いろいろネガティブなことを書きましたが、非常に楽しめました。私が言うのもなんなのですが、私はこの作品を評価する資格がありません。だって演じている声優で笑ったり楽しんだりしてるんですもの。これって作品とは全く関係ないですよね。
チョロ松の声が高いだけで「神谷声高けぇ!」って笑ってしまうんですよ?
十四松が真面目な声を出してるだけで「小野Dが出ちゃってる」って楽しめるんですよ?
逆に言えば、そんな楽しみ方ができる人は絶対に見に行くべきですけどね。
そんな私の感想をあざ笑うかのような感想を見つけました。
いやいやいやいやいやいや。
この人どこからお金貰ってこんな記事書いてるんだよ!と本気で思ってしまいましたよ。って調べたら、
毎月オンエアされる松竹映画名作群の見どころなどを紹介する『シネマde温故知新』を連載中。
思いっきり松竹と仕事してる!この人松竹からお金貰ってるから忖度してこんな記事書いたのか?!
よくここまで褒められるよなぁと感心して読んでしまいました。俺だったらお金貰ってもここまで書けないもの。ある意味才能ですね。
それとも私がズレてるの?
ネタバレなしの感想を置いておきます。