私はWinnyを作った彼を忘れない。
そして今でも京都府警でかれの逮捕を決断した責任者を恨んでおります。
彼の逮捕がどれほどの損失を生んだのか。今でも悔しくて仕方がありません。
ツールを悪用した人物ではなく、ツールをつくったプログラマーに「悪意があった」とするのは過剰かつ不当な対応だ。そもそもWinny自体は合法なファイルも共有できる。いまでいえば、YouTubeに著作権違反の動画がアップされるたびに、YouTubeの経営者が投獄されるようなものである。
当時もこの逮捕の意味が分からず、違法なものを上げた奴が逮捕じゃなくてそのツールを作った人が逮捕っておかしいだろ!と憤っておりました。
「裁判の費用を有志で募ったのですが、3週間で1,600万円が集まりました。いまでいうクラウドファンディングですよ。金子さんが、みんなに愛されていた証拠です」
私もお金があれば払ってました。これで有罪になったら法治国家として間違った方向に行ってしまうと。
とか偉そうな事を書いていますが、私は彼もこの事件も忘れていたんです。
彼が亡くなったニュースが流れたときに思い出した程度です。
それでも、こうやって取り上げられた時ぐらい、少しでもこの事件を知る人が増えてほしいと思い、見つけてはここに書こうと思っております。
今彼が生きていたら、逮捕が無かったら、世界はどうなっていたんだろうと思うと、やはり悔しくて仕方がありません。