ニンテンドースイッチにおけるブルーオーシャン状態は終わった。売る側の努力が必要というある種当たり前で健全な市場にシフトしただけだと思います。
今までは「作品が面白ければ売れる」なんて幻想を抱くことが出来た市場でしたが、これだけ新作が溢れると埋もれる作品があって当たり前ですよね。
例えば私がプレイした感想を上げた「ヨクのアイランドエクスプレス」なんて全く売れてない作品の一つでしょうね、面白いのに。2Dオープンワールドメトロイドヴァニアピンボールアドベンチャーゲームという唯一無二のジャンルを構築した新しいゲームなんです。
このように面白いけど売れずに埋もれる作品は、今後もっと増えていくでしょうね。
売れるには周知が必要、その周知には今のところセールが一番有効かと思いますが、それさえ今埋もれてしまう現状です。2割3割当たり前。「がるメタル」のような大胆な割引でさえ売れるのかどうかわかりません。
ニンテンドースイッチにおいてセールが好調な作品の共通する要因として
・すでに他のプラットフォームで販売しておりそこで評価が高い作品
・評価の高い作品の続編
・評価の高い作品を作った人およびチームの作品
・購入意欲をそそるPVがある作品
・任天堂がプッシュした作品
が上げられます。
ここに、発売日による弊害等(大作と同じ発売日だったとか、ジャンルがかぶりまくったとか)が絡み、運要素が非常に高くなってると思われます。
この記事の彼の恨み節も分からないでもないのですが、もっと努力出来たのではないでしょうか。
まあ、彼の愚痴はこうやって記事になり作品を周知してくれた訳で、ある意味これが努力になった訳ですが。私のこの記事のお陰でこの作品を知った訳ですし。
ただ気になった事がございまして。
Steamでは日本語に対応してません。まずこれで日本市場の売り上げは期待できません。
PS4やVitaでも販売してましたが、日本語に対応してたのでしょうか?ちょっと調べたのですが分かりませんでした。
この段階で言えることは、Steam/PS4/PSVitaで販売した後にスイッチに移植なんです。この作品を知っててプレイしたいと思ってる人はすでに購入してるでしょう。スイッチ版を購入する人は今まで知らない人です。そりゃあ売れませんって。
逆に言えば、日本語対応してれば購入する人も増えた訳です。勿体ない。
調べたらパッケージ版も発売するようです。心配だ。
任天堂の対応が悪い・遅いって状況はあると思います、というかこの状況では仕方がないでしょう。任天堂でさえここまでスイッチが売れるなんて思ってなかった訳ですし、さらにインディーゲームがここまで売れる市場が出来るなんて想定もしてなかったと思います。
日本でさえインディー関連の部署は二名だけだもの。そりゃ捌けないって!
私個人といたしましては、ネット上のあらゆる情報を入手しつつ、知名度の低い作品をプレイして感想をブログに上げて、レアでニッチなそのワードからアクセス数を増やすのが目標です。
実は先ほど紹介した「ヨクのアイランドエクスプレス」のお陰で地味にアクセス数が稼げているんです。それで味を占めました。
そんな訳で今日も誰も知らないような作品を購入してはプレイしようと思います。「ビデオキッド」がもう少しでクリア出来そうなのよね、ってこれ知名度ある方かな?