あまり面白がってはいけないのかもしれませんが、日本人の宗教観が出てて面白いと感じてしまいました。
多くの日本人が口をそろえて「無宗教」といいますが、そのぐらい無意識に宗教が浸透してるんですよね。
私個人としてはその宗教の定義が曖昧だからだと思ってるところもあるのですが。
宗教行事や概念も宗教とするならば、多くの日本人は「無宗教」ではなく「多宗教」でしょう。
仏教キリスト教、神道あたりはみなさんある程度認識してるんですよね。
でも、それ以外の影響に関してはあまり認識されてないようでして。
私は昔から数字に意味を持たせる風習が大嫌いでした。数字に意味なんかねーよ、と。
4だの9だの不吉だから嫌だ、とか8は末広がりだから縁起がいい、とか。
大安だの仏滅だのいい加減もうやめませんかね?と思うのですがカレンダーに書いてあったりして、この信仰度はいまだに高いですよね。
名前決めるのに画数とか、そんなので縁起がいいとか悪いとかある訳ないじゃん。
「イノシシ年なんだぁ、んじゃあ猪突猛進な性格なんだね」んな訳あるか。その年に生まれた全員がそんな性格の訳ないだろ。
一白水星?競走馬の話?
「引っ越したいけど次の場所があまりいい方位じゃないんだよね」「は?」
「毎年この本を買って、何かやる時は日を見て実行しているんだ。なので明日は無理」なんだそれ。
トイレの位置が鬼門って意味がわかんない。
ちょっと調べただけでこれだけの宗教概念が出てきました。
これ全部仏教でも神道でも、ましてやキリスト教でもありません。
んじゃなに?なんでしょうね。易学やら陰陽道やら道教やら中国土着の風習やら、もうごった煮状態ですね。
ここにさらに日本土着の宗教観があるんだからなおさらカオス状態です。
んじゃあ七夕は?
中国の風習ですから道教になるのかな?節だと十干十二支にあたるかも?
まあなんにせよ、我々はこんなに多くの宗教概念に囲まれて生活してるんです。
それなのに平気で「無宗教」と言い切れる日本人は何なんでしょうか。
私個人的にはそれが面白いのですが、あまりいうと不謹慎かもしれないので、問題提起して投げっぱなしのまま終わります。