ほぼすべての買い物をクレジットカードで済ませてますが、浸透しない理由の一つが「いくら使ったのか、そしていくら残っているのか、あといくらまで使えるのかわからなくなる」ことだと私も思います。
やはり浸透させるにはそこに注力すべきだと思います。
何かの記事で、日本でカード決済率が低いのは、殆どの女性が現金払いを好むから、なんてのを読んだことがあります。
ポイント好きな人や1円でも安いからって遠くのスーパーまで買いに行くのに、現金で払う人が多いんですよ。
もうね、この「現金払い至上主義者」にどう説明しようがお得感をアピールしようが、絶対に浸透しませんよ。
ここは経済学ではなく、行動経済学の分野になってると思います。
現実的で物理的で合理的な「お得感」では駄目なんです。
別の切り口の、「えーそれでいいのかよ」的なお得感で。
ヨークベニマルで段ボールやペットボトルを入れるとナナコポイントが増えるサービスがあります。
「段ボール、もっとない?」
「ないよ、なんで?」
「この量だとたぶん2kgいかない」
どうも2kg以上じゃないとポイントが付かないようでして。
無いものは無いので資源ごみに出す、のかと思ったらまだある!
どんだけポイント欲しいんだよ!
「やっちまった」
「どうした」
「2kgあると思ったらなかった」
折角持ち込んだのにポイント貰えなかったのは結構なダメージを受けた模様。
もう普通に資源ごみで出してくれるだろうと思った次の日。
「これでもう大丈夫」
「なんですかそれは」
「釣り下げ式の測り」
「いくらだったの?」
「安かったよ、1,000円ぐらい」
無理だろ、こういう人たちに何言っても。
ナナコもTカードもポン太もAUウォレットもクレジットカードもスイカも持ってて、各チェーン店のポイントカードも持ってて、財布に入りきらないんだぜ?
さらにスマホでクーポンを得るためにサイトに登録したり、そこからメールが来たり。
お前お得だからってよりそのポイントが貰えることがうれしいだけじゃねーか。
うーん、どうすればクレジットカード決済が普及するのでしょうかね。