鹿沼の隅っちょから

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「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

お題スロット「起きて最初にすること」

お題「起きて最初にすること」

 

たまにはお題スロットで書いてみようと思いましたところ、「起きて最初にすること」になりました、嘘です、書きやすそうなお題が出るまで回しました。

もう7年間、毎日同じ行動をしております、それは「目薬をさすこと」です。

 

健康診断にて再検査の通知がありました、症状名は「乳頭陥凹拡大」。

ん?俺の乳首が陥没して拡大しているの?と思ったのですが、どうも眼の症状らしいので、全く想像できないまま病院へ。

そこで視野の検査をしました、結果「緑内障」と診断されました。

検査の時、気づいていました、見えてない部分があることを。

中心を見ながら、動く光が見えたらボタンを押す検査なのですが、左目の右下がなんとなく見えてない気がするなぁ、とは思ってたのですが、最後に物凄い大きな光の球が欠けながら右下から出てきたときに、今まで感じたことのない恐怖が襲ってきました。

あ、俺この部分見えてないじゃん、このまま進行して失明するんだ、って思いました。

医者曰く、「緑内障になる原因はわかってない」「治療方法もわかってない」「眼圧を下げれば症状が止まる」「とにかく目薬をさせ」。

タバコをやめるとかコーヒーをやめるとか運動するとかストレスを軽減するとか、何か努力目標があればまた違うのでしょうが、緑内障は違います、原因がわからないし治療方法もないんです、ただ目薬をさして眼圧を下げるしか、今のところ手立てがないのです。

 

最初は一種類の目薬をさしておりましたが、なかなか眼圧が下がりませんでした。

結果的に今5種類の目薬をさしており、やっと症状が落ち着いております。

一種類ずつ増えるたびに失明への恐怖は増していき、左目だけだったのが右目にも症状が出始めたとき、私は今まで体験したことのない感情に襲われました。

失明したらどうすればいいんだろ?

仕事できなくなる?

子供はどうする?

そもそも俺生活できるのか?

ふわふわした気持ちで数週間を過ごした記憶がございます。

 

結論として、なんとか症状が治まったまま数年経過しております。

とりあえず失明の危機は乗り越えたのかなぁ、と思っています。

でも、私は毎日朝起きたら目薬をします。

毎朝4回、昼1回、そして夜4回。

目薬代も馬鹿になりません、でも、失明するよりはマシだと思ってます。

思ってますが、これが死ぬまで続くのかと思うと、やはり気が滅入ります。

 

死なない病気ですからね、まだマシなんです、そう思って毎朝起きてから目薬をさします。