鹿沼の隅っちょから

鹿沼の隅っちょから

「鹿沼」でググった時に1ページ目に表示される事を目指していたのに鹿沼の事全然書いてません

鹿沼のtoriidは地理が好き。

あまりブログに関して知識がないので勉強中のtoriidです。ちょこちょこいじってますが、そのたびにドキドキしております、大丈夫なのかな、と。

 

私が好きなものに地理があります。

ただ、地理といっても一般的な地理ではないです、と言ってもスカンジナビア半島とかボスフォラスダーダネルス海峡とかツンドラ気候とかマリアナ海溝とか、そういう単語も好きなのですが、好きというか無駄に覚えるのが好きなのですが。

最初に好きなんだと自覚したきっかけは、国道4号線にいらっしゃるお地蔵さんのエピソードを知ったときでした。そのお地蔵さん、道路に背を向けてるんですね、何故かというと、昔は向いてるほうに道があったからなんです。つまり、今の道路は最近できたものだと。

国道4号線は元々日光街道です、昔からある街道です。それをベースに国道4号線が自動車用に開発されていきますが、その過程でルートが変わってるんですよね。そんなことが他の道路でも起こっていることを、当たり前なことなのですが、認識することが出来たんです。

そのとき、ある鹿沼の道路を思い出して、ああ!なるほど!!と長年不思議に思っていたことが解決したんです。

その場所とは、国道293号線鹿沼市磯町の東北自動車道と交差する前後です。

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googlemapから切り取った画像です。

真ん中の道路が国道293号線なのですが、右側が広くなってるでしょ?夏になるとここでスイカを販売しているのですが、なんでここだけ道路を広げたのか、全くその理由がわからなかったのですが、その理由がお地蔵さんのお陰で分かったのです。

道路を広げたのではなくて、元々の道路がこのカーブなんですね、自動車用に改良するために、なるべくまっすぎにしようということでこのような形になったと。家の位置および個人の土地は動かせないから、元の道路も自動車の車線ではないけどアスファルト化したと。

それがわかったら、いやいやあるわあるわこのような場所が、特に田舎道はクネクネしてますからね。

そして、さらにですね、この何でもない道も、もしかすると大昔から存在していて、多くの人が歩いていたんだな利用していたんだななんて思ったら、そこにロマンを感じてしまったんです。道端に生えているこの木は、もしかして江戸時代からここにいて、ちょんまげ結ってた人達を見下ろしていたんじゃないか?とか。そしたら田んぼの真ん中に誇らしげに花をつけてる桜の木も、お寺に生えてる柏の木も、日光街道や例幣使街道の杉並木の杉も、みんなそうじゃん!って。

それからです、都市の成り立ちというか歴史というか、そういうのが好きになったのは。新しい道路が出来たら、そこにお店が出来て家が出来て、街の顔が変わっていくんですよね。そういうのが堪らなく好きなんです。

道の曲がり方や無駄なスペース、多すぎるマンホール群、変な形の公園、車が通れないような狭い道路等々、すべて何かしら原因があって意味があって、ほんの少しの知識があればそれがわかるんです、それが本当に楽しい!

って会社の同僚に力説したら引かれました、そりゃそうか。